ブルーゾーン石垣シンポジウム|ヨガで整える日常の健康 呼吸と動きの新習慣

ブルーゾーン石垣シンポジウムDAY1の締めくくりとして行われたのは、ヨガインストラクター・長島千比呂氏によるヨガセッションです。

これまでの講演や体験プログラムで学んできた「健康の考え方」や「環境と行動の関係」を、実際に自分の身体を使って感じてみる時間として位置づけられ、参加者にとって一日の学びをやさしく振り返るひとときとなりました。

セッションは、静かな呼吸から始まりました。 深く息を吸い、ゆっくりと吐き出す。 その基本的な呼吸を繰り返すうちに、参加者の表情は少しずつやわらぎ、自然と肩の力が抜けていく様子が見られました。
日常生活では気づかないうちに呼吸が浅くなりがちですが、意識して呼吸に向き合うことで、心身が落ち着いていく感覚を多くの人が感じていました。

続いて行われたのは、無理なく取り組めるシンプルなヨガの動きです。
激しい運動ではなく、姿勢を整えながら体をゆっくり伸ばし、関節や筋肉の動きを確かめるような内容が中心となりました。 椅子に座ったままできる動きや、立った状態での簡単なポーズも取り入れられ、年齢や運動経験を問わず、安心して参加できる構成でした。

長島氏は、ヨガについて 「特別な人のための運動ではなく、日常の中に自然に取り入れられる健康習慣です」 と、やさしい言葉で伝えていました。
毎日決まった時間に行う必要はなく、朝起きたときに深呼吸をする、肩がこったときに軽く動かす、眠る前に体を伸ばすなど、小さな積み重ねが大切だと語られました。

セッションの終盤には、目を閉じて自分の呼吸や身体の感覚に意識を向ける時間が設けられました。 外からの情報を一度手放し、「今の自分」に静かに向き合うこの時間は、忙しい日常の中ではなかなか得られない貴重な体験となりました。 会場には穏やかな空気が流れ、深く整った呼吸の音が静かに広がっていました。

ヨガが世界の長寿地域・ブルーゾーンの暮らしと重なる点が多いことにも、自然と意識が向けられていきます。
無理をしないこと、特別な道具を必要としないこと、呼吸と動きを大切にすること。
こうした共通点が、これまでの講演内容とやさしくつながっていく感覚もありました。
講演で学び、食で感じ、唄で心を動かし、ヨガで身体を整える。
DAY1のプログラムすべてが、この時間へと静かに収束していく——
そんな印象を残す締めくくりです。

深い呼吸とともに迎えたDAY1の終わり。
参加者それぞれが、「明日からの暮らし」に取り入れてみたい小さな健康のヒントを胸に、会場を後にしました。
ヨガセッションは、シンポジウムの終点でありながら、新しい日常の入り口でもありました。